リモコン信号のコードについて

リモコン信号の話です。興味の無い人には意味不明だと思います。これから、リモコン関連のプログラムを作ろうと言う方の参考になれば幸いです…

さて、リモコンの赤外線についてはこちらの「赤外線リモコンについて」に書きましたので、今回はリモコンの信号コードについて解説してみたいとおもいます。

リモコンの信号コードのフォーマットは数多くあるようですが、比較的多く利用されているフォーマットは所謂NECフォーマットと言われる物です。 その他のフォーマットでも、データ部のビット数が違うだけだったり、複数回連続(フレーム)で信号送信するだけの違いであったりします。 (このあたりはまた後日…)

で、このNECフォーマットは先のページにも書いていますが、

リーダー信号→データ信号→ストップ信号→(必要であれば)リピート信号

の順番で赤外線を発光させます。
この中で重要なのがデータ信号で、この内容を変更することによって、リモコンの動作が決まります。
データ信号のビット数はメーカーによって微妙に違っていたりしますが、NEC製品は32ビットです。
そして、データ信号をさらに分解すると、カスタム・コード(16ビット)→データコード(16ビット)に分類されます。
カスタム・コードとデータ・コードはそれぞれ16ビットで成り立っていますが、共に8ビットのコードとその8ビットのビットを反転させた補数で16ビットを構成しています。

例えば最初の8ビットが
0x0F(0000 1111)
なら、次の8ビットは
0xF0(1111 0000)
で構成されます。

以上を踏まえて、以下の一覧表をご覧下さい。

TVリモコン・コード一覧表 (16進表示です)
メーカー NEC サンヨー 東芝 日立 富士通 パイオニア
カスタム・コード 18 0C 02 0A A8 55
電源 10 00 48 E8 48 38
チャンネル+ 00 9A D8 98 38 08
チャンネル− 80 5A F8 18 B8 88
音量+ 40 90 58 48 68 50
音量− C0 50 78 A8 E8 D0
チャンネル1 08 08 80 B0 80 80
チャンネル2 88 88 40 70 40 40
チャンネル3 48 48 C0 F0 C0 C0
チャンネル4 C8 C8 20 38 20 20
チャンネル5 28 28 A0 B8 A0 A0
チャンネル6 A8 A8 60 78 60 60
チャンネル7 68 68 E0 F8 E0 E0
チャンネル8 E8 E8 10 20 10 10
チャンネル9 18 18 90 A0 90 90
チャンネル10 98 98 50 60 50 00
チャンネル11 58 58 D0 E0 D0 62
チャンネル12 D8 D8 30 30 30 E2
タイマー 78 10 E8 88 F8 12
画面 F0 B0 38 08 28 52
ミュート 90 D0 08 D0 A8 92
入力切替 50 A0 F0 90 00 A2
音声切替 B8 C0 C8 10 C8
BS 41 0A

この表はTVリモコンのカスタム・コード/データ・コードの一覧です。
この表を基に、データ信号を割り出し、実際のリモコン信号の発信はMSB(最上位ビット)からLSB(最下位ビット)のビット順で送信します。

例えば、

サンヨーのTVの電源を入れたい(又は切りたい)場合は、
カスタム・コードは 0C データ・コードは 00 で、それぞれのビットを反転させた補数をつけて
データ信号は 0C F3 00 FF となります。
ビットで表すと
(MSB) 0000 1100 1111 0011 0000 0000 1111 1111(LSB)

富士通のTVで8chを見たい場合は、
カスタム・コードは A8 データ・コードは 10 で、それぞれのビットを反転させた補数をつけて
データ信号は A8 57 10 EF となります。
ビットで表すと
(MSB) 1010 1000 0101 0111 0001 0000 1110 1111 (LSB)



と言うわけで、今回はTVリモコンのコードを紹介しました。特に携帯電話のiアプリやvアプリでリモコンプログラムを組んでいる方なんかは、比較的簡単にコードを検証できると思いますので、お試し下さい。(また、間違い等ありましたら是非ご指摘を…)
その内、他のリモコンのコードもアップする予定でおりますので、しばらくお待ちを…

投稿者 Futaba : 2006年10月18日 21:41

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