これまで紹介した「
簡単・リモコン送信機の作成」や「
外部電源利用のリモコン送受信機」では、変調をパソコン側で行っている為にPCで重い処理を行っている時には、リモコン操作が行えない時がありました。
この送受信機を使えば、古い低スペックのPCでのリモコン操作や、重い処理を行いながらのリモコン操作が、多少安定します。
この送受信機のハードウェア変調にはPICを使ってます。 (PICが何か解らない方は
こちらへ)
その為に、PICへプログラムを書き込む機械が必要になりますので、今までのように材料と半田ゴテだけでは作成できませんので、ご注意を…
尚、この送受信機で送信できる変調周波数は38KHz固定となっています。
(写真に写ってる真ん中の8本足のICがPICです。)
材料
必要な材料は以下の通りです。
電子部品は、
共立エレショップ や
秋月電子通商 で購入可能です。
| 記号 |
品名 |
値・型名 |
数量 |
| U1 |
3端子レギュレーター |
78L05 |
1 |
| U2 |
赤外線受信モジュール |
CRVP1738 |
1 |
| U3 |
PICマイコン |
PIC12F675 |
1 |
| R1 |
1/4W カーボン抵抗 |
4.7KΩ |
1 |
| R2,R4 |
1/4W カーボン抵抗 |
1KΩ |
2 |
| R3 |
1/4W カーボン抵抗 |
適宜Ω |
1 |
| R5,R6 |
1/4W カーボン抵抗 |
10KΩ |
2 |
| C1 |
電解コンデンサー |
16V 4.7uF |
1 |
| D1 |
小信号用ダイオード |
1S1588等 |
1 |
| D2 |
赤外線発光ダイオード |
TLN105B |
1 |
| Q1 |
NPNトランジスタ |
2SC1815 |
1 |
| V1 |
乾電池 |
単三 |
2 |
| |
Dsub9ピン・メスコネクタ |
|
1 |
| |
基板・ケーブル・電池BOX等 |
|
適量 |
基本的な、材料の説明は
こちらを参照して下さい。
回路図
解説
この回路の殆どは、
外部電源利用のリモコン送受信機と共通です。 R3の抵抗値の決め方も、そちらのページを参照して下さい。
そして、最初にも書きましたが、この回路にはPICを利用していますので、只単に回路を作って出来上がりと言うわけにはいきません。
お店で買ってきたばかりのPICは『プログラムの書き込み』と言う作業を行わなければ、一切動作しません。 この書き込みの作業には、PICライターと言う機械が必要で、私は秋月電子で発売されている自作キットを利用しています。 メーカーの既製品では数万円しますが、秋月のキットでは約9000円と言った所で、手頃です。
この回路で利用しているのは、PIC12F675と言う型番のPICです。 このPICには4MHzのオシレーターが内蔵されているので、電源と入出力の合計4本の接続だけで済んでいます。 他にも便利な機能を搭載したPICですが、変調用としては無意味な物ばかりで、
他にも色々選択肢は有りましたが、値段的なことや今後の利用頻度などを考えてこのPICを選びました。
各自お持ちのPICライターで上のHEXファイルをPICに書き込み、後は回路図通りに配線すれば、完成です。 尚、このPIC用プログラムで送信できる変調周波数は、38KHz固定となっています。 大抵のリモコンはこの周波数で問題は無いかと思います。
以上、出来上がったデバイスを利用する場合は、WinLIRCの設定画面で「ハードウェア変調を利用」にチェックを入れて下さい。